【２世帯住宅】 路地に面したコンクリート打放しの家
■建物の概要
前面道路が幅員３メートルの路地に面した２世帯住宅です。
１、２階が親世帯、３、４階が子世帯でそれぞれが独立した別々の住戸となっています。１階には将来店舗として活用できるようなフリースペースも用意されています。
■住宅への希望
①商業地域の都市型住宅ですが、明るく風通しのよい家
②それぞれの世帯の独立性を保つ
③各階に広いバルコニー
④気持ちのよいバスルーム
■主なデータ
●敷地面積：202平方メートル（61坪）
●建坪率：80％
●建築面積：119平方メートル（36坪）
●容積率：400％
●延床面積：313平方メートル（94坪）
●完成年月日：2008年８月
●施工：内田産業
■スタジオ４設計のアイディア
◆カーポート、外部階段、玄関エントランス◆
前面道路は３メートルと狭いため、建物本体は道路斜線の制限から下がらざるをえません。
１階外部階段前が１，２階住戸の玄関。そして路地側に設けた外部階段により、３階住戸へアプローチします。北の路地側には高層マンションが隣接しているため、開口部を最小限に抑えた閉鎖的な外観となっています。
◆１階バスルーム◆
１階中庭のウッドデッキに大きく開いた開放的なバスルームです。手前のゆったりとした洗面コーナーはリラックスしたバスタイムが楽しめます。
◆２階 LDK◆
大きなバルコニーに面したＬＤＫ。トーメーガラスによって仕切ることによって、視覚的に内部階段をＬＤＫの一部としています。
◆３階ＬＤＫ◆
メタリックで開放的なオープンキッチン。ガラスボックスは玄関。
◆４階 内部階段◆
４㎡ある階段上部のトップライトからの光は、４階洗面所周りはもとより、３階玄関まで光を落とします。
◆南側外観◆
路地見面した北側の閉鎖的な外観とは対照的に南側は各階には広いバルコニーに大きく開いた開口部があります。