いさおのブログ2

きょうは終日出ずっぱりの一日。

朝一番でS市のUOHEYさんへハンガー引戸の不調の確認へ。
その後、近くのTG社本社で設備担当のZ設計室のIさん、Kさんと合流し、設備をメインにした打合せ。
規模の大きなオフィスビルは設備機器の盤のサイズや位置、や弱電設備の系統などが重要になってくるため、
そのあたりの打ち合わせが重要になってきます。
打ち合わせのあとは、F市役所へ行き、事前相談。
一旦事務所に戻り、急いで昼食をとり、西麻布のA　HOUSE改修現場へ。
表参道駅から西麻布への徒歩ルートは楽しいコース。
久しぶりの南青山、やっぱり定期的にこのあたりに来ないと感覚が鈍っちゃうなぁ～、、、なんて。

西麻布でW建設の現場担当のSさんと打合せ。
雨の影響で少々遅れ気味ですが、予定工期の来月末には完了できるとのことで一安心。
それにしても、きょうは各所にたくさんの警察官、上空にはヘリコプターが、、、
そうかぁ～トランプ来日が近いからかな？！

そのあとは表参道駅までもどり、地下鉄新宿３丁目駅へ。
きょうの最後は曙橋の出版社S社で本原稿の打合せでした。
担当の原稿はとっくに終わっているのですが、出版社担当者から細々とダメ出しを食らって、なかなか終わりません。
まぁ充実した内容にするためには、、、頑張ります。

昨日の知り合いがフェイスブックで、Eテレの「旅するイタリア語」という番組でカーデザイナー、ジウジアーロが
出ていたというアップ記事を発見、その再放送が今朝の６時からあるというので見てみました。

番組はイタリア語の番組なのですが、イタリア各地を旅しながらイタリア語に馴染んで行くという番組のよう。
今回はトリノのジウジアーロ氏のアトリエ（スタジオ）を訪れるというもの。
御歳８０歳を迎えるジウジアーロ氏はまだまだお元気そうで、精力的にデザインをされていました。
ジウジアーロといえば、ボクたちが２０代の頃はもっとも注目されていたカーデザイナーで、古くは１１７クーペ、アルファ・ロメオ　ジュリア、
VWゴルフやシロッコ、その他スーパーカーのデザインも数多く手がけていました。
ボクはシロッコは２台乗り継いたのですが、その直線的なデザインがとても気に入っていました。

最近は、あまり氏の話題を聞いてなかったのでどうしているのかと思っていたのですが、
相変わらず精力的に仕事をしているようです。
いまはカーデザインも完全にCAD化の時代なのですが、氏が平行定規とホルダーを使い手描きでデザインをしている姿を見て、
やっぱり手描きは味があるなぁ～なんて手描き人間は共感です。

番組の中で、レポーター役の田辺誠一を助手席に乗せて、自らデザインしたデトマゾ・マングスタをドライブする姿、
かっこよかったなぁ～、、、
あんなジジイになりたいです！（笑)

きょうの午後はK大学八王子キャンパスへ。

事務所を出る時から、大学に着くまでの間ず～っと土砂降り。
こんな日に限って、キャンパス横の職員駐車場が満車で、500メートル離れた犬目校舎駐車場へ行くことになりました。
まあ、そんなことよりも、こんな悪天候の中、大きな模型とA１のシートを持ってくる学生の事を思うと、
とても申し訳ない気持ち、気の毒な気持ちになります。

採点はまず教員全員により優秀な作品をピックアップし、A+、Aを決めます。
今回はA+が4名、Aが10名ほどで、全体的にはなかなかの出来栄え。
そんな中から優秀な作品8作を選んで全体講評をしました。

建築設計課題は各教員により評価がまちまちなところもあり、
そんなところも他の授業と違って面白いところでもあります。

ボクが最も良いと思ったのはHaさんの作品。
内部には全く間仕切りがなく、床のスキップにより、各部屋（各空間）が成り立っているというもの。
そのスキップにより、各部屋からの公園への眺望もちゃんと確保されていました。

橋本さんの作品

もうひとつ、佐藤くんの作品はコンセプトから設計の細部に至るまで、よ～く考えられ、安定感が抜群の作品。
デザイン的な面白さは少なめで、他の先生方の評価は低かったのですが、
ボクは常常このような作品も評価されるべきだと感じまています。
建築学生の全てが建築家になるわけではないのですから、、、、。

佐藤くんの作品

きょうも２年生のエネルギシュな作品を楽しませてもらいました。

きょうは午後イチでKu市にお住まいのSさんに来所いただき、打ち合わせをさせていただきました。
この計画は築23年の共同住宅の一部を自家用の住宅にするというリノベーションです。
既存建物の図面などの資料がな残っていないため、実施に入っていく際は詳しい現地調査が必要となりますが、
とりあえず可能性としてどのような空間が確保できるかという提案をさせていただきました。

Sさん夫妻は30代後半、わが娘たちと同世代、しかも奥さんは3人姉妹とのこと。
我が娘たちも3人姉妹なので、なぜか親近感が湧きます。
そのうえ、ご主人は輸入車ディーラーへお勤めで、偶然昔、ボクがお付き合いのあった営業の人を御存知とか、、、、。
いやぁ～世の中、狭いものです。

図面等のない古い建物のリノベーションは工事を始めてみないと既存建物の状況が正確に把握しづらく、
コストのコントロールの難しい設計業務です。
とりあえず基本的な提案に関しては気に入っていただけたよう。
なんとか限られた予算内で希望を叶えられると良いのですが、、、。

きょうはチェックアウトタイムぎりぎりまでホテルでゴロゴロ。
帰りの飛行機は１３時半発だったので、ホテルをチェックアウトしてから空港でランチをしたり、おみやげを買ったりして時間つぶし。
この空港は海上空港でまわりには何にもありません。
小倉駅からは高速道路で５０分もかかり、よく成り立っているなあぁ～と思えるくらい何にもないのです。

飛行機は定刻１３時３５分に出発。
途中駿河湾上空からはまだ雪の残る富士山が望めました。
こうして音楽を聴きながら外の景色を見るのが大好きです。

飛行機の窓から遥か眼下の地上を眺めていると、日々人々が生活している場所（地上）が地図のように小さく、小さく見え、
日々の様々な悩みや問題なども、ちっぽけな出来事に感じてきます。
そして普段は思ってもいなかったことが、すごく大事に思えたり、
気づいたりするから不思議です。
ひさしぶりの空の旅でそんなことを感じたのも、今回の旅の収穫でもありました。

きょうは朝４時前に起き、４時半過ぎに家を出発。
東上線の１番電車に乗ろうと駅に行ったところ、駅前ロータリーに羽田空港行きリムジンバスが目に止まりました。
さっそく、運転手さんに聞いたところすぐ出発するとのこと。
到着予定時刻も聞くと、６時半ということで問題なし。電車はやめてバスで空港へ向かいました。
こんな時間に羽田行きのリムジンバスがあったこと、知りませんでした。
空港には予定時刻に到着、ふじみ野は意外と便利です。

飛行機はチェックインは不要で、いきなり保安検査場へ行き、搭乗ゲートでQRコードをかざして搭乗です。
国内線の搭乗がますます簡単になっているのにはびっくりでした。

羽田を７時４０分に離陸し、北九州空港には予定より早めの９時１５分に到着です。
北九州はあいにくの雨。
まずは高速バスで小倉駅へ。
天気さえ良ければ、先日NHK「小さな旅」で放映されていた、
小倉からフェリーで３５分の藍島に行きたかったのですが、雨ではせっかく行ってもなにも見学できません。
ということで、まずは駅近くの北九州国際会議場を見学。
先ごろ磯崎新氏の設計。

続いて、同氏の設計である北九州市美術館へ。
これが意外と遠くてびっくり！
バスで３０分以上かかり、その停留所からまたシャトルバスで行きます。
建物は小高い山の上にあり、北九州市が一望できる最高のロケーション。
そこに２本のキューブが飛び出した大胆な設計です。
この建物、たしかボクが建築学科の学生の時に新建築の表紙になっていたなぁ～、、、。
建物は一昨年まえに改修がなされたようでキレイになっていました。
内部も外観に負けないくらい大胆で、設計者の当時のエネルギーを感じました。

一旦、バスで小倉駅まで戻り、こんどは鹿児島本線で、こども環境学会大会が開催されている九州工業大学へ。
こちらも、はじめて行くキャンパスですが、入口の門からして、かなり歴史を感じさせる雰囲気。
広いキャンパスは緑が豊富で、羨ましいい環境でした。
ホールのロビーではポスターセッションなども開催されていて、こどもの環境に対して、真剣な討議や発表がされていました。

講堂でシンポジュームを聞き、そのあとは総会でのデザイン賞表彰式へ。
今回は、すみれ幼稚園で「デザイン奨励賞」として記念の盾をいただきました。

今朝が早かったので、懇親会は失礼し、小倉駅経由で空港近くのホテルへ。
部屋でビールを飲んだら急に眠くなりベットにバタンキューでした。